• 比屋定 航

ダンサーのための新サービスを考案した時の話


当社の実績紹介でEXPG ONLINEをみて、気になった方も多いと思いますので、このサービスを立ち上げた時の話を少しさせて頂きたいと思います。


これを読んでいただいている読者の皆さんはダンスについてどんな印象をお持ちでしょうか?今はダンスも学校の授業に組み込まれ、すごく一般的になってきていると思いますし、アイドル市場はもとより、様々なアーティストのバックでダンサーが踊っていたり、もしかしたらクラスの身近な友達がダンスをやっていたり、様々だと思います。


ではそんなカッコいいプロダンサーのお給料についてみなさんは知っているでしょうか?


ダンサーは本人がダンサーだと言えば誰でもダンサーになれる資格のいらない職業です。そして、ダンスが上手い下手も人それぞれの受け止められ方次第なので分かりませんし、あるレベルまでいくとそこから先は序列つけるという考え方自体がナンセンスなものだったりします。


そうなると、そのダンサーが生み出すダンスや振り付けについて誰がどうやって値段を決めるのでしょうか?その値段は適正なのでしょうか?これは誰にも分かりません。作った本人がそれで納得すれば、それで良い、そう考えられているのがダンサーのお給料事情です。


では、安定した職業でしょうか?もしダンサーが事故にあったらどうなるの?ダンサーにとって将来に対する不安は尽きません。ふと音楽業界に目をやると、作詞家、作曲家は印税という収益をもらえる仕組みがしっかりと構築されています。


オリジナルを生み出す作業は似たような作業なのに、音楽業界は権利収入を得られる仕組みがあるのに対して、ダンス業界にはそれがない。不思議だと思いませんか?


そこで私はダンスのニーズについて調べてみることにしました。例えば地方のダンスっ子たちは東京を拠点にしながら世界で活躍する有名ダンサー(例えば私も大好きなs**t kingzのようなダンサー)のレッスンを受けたいと思っているのか?などです。


するとやはり、地方の子達でも有名ダンサーのレッスンを受けてみたいと思っている割合がとても高い事が分かりました。そこで考えたのがオンラインダンスレッスンサービスです。


地方にいても、海外にいても、いつでも有名ダンサーのレッスンを受けられるダンスレッスンサービスです。そして、そこで得られたダンスレッスンの収益は月額レッスン料金として徴収する売上の中からダンサー達に還元できれば、音楽業界と同じように印税的な収入が入る仕組みを作れるのではないか?と考えました。


そんな考えから立ち上げたサービスで実は「DUP」というサービス名で2017年に最初立ち上げたんです。おそらく私の知る限り、日本初のオンラインダンスレッスンサービスでした。世界的に見ても2番目くらいだったと思います。でも結果的にこれは失敗しました。ニーズはあっても、そのニーズに対して情報を届けるだけの投資ができなかったからだと分析しています。


そんな悩んでいた矢先にLDHの関係者の方から声がかかり「DUP」の仕組みを使った自社オリジナルのオンラインレッスンサービスをやりたいと。そこから2018年4月に誕生したのが「EXPG ONLINE」です。自分の生み出したアイデアが死なずに生き残れたことだけでも本当に有り難かったし今でも感謝しています。


そして昨今、新型コロナウイルスによって各ダンススクールも休校を余儀なくされ、ようやくオンラインでダンスレッスンをやることに対してもハードルが下がってきたように思います。リアルなレッスンはもちろんすごく良いですが、誰の目も気にせず、ダンスレッスンできるオンラインレッスンも、ある意味すごく時代のニーズを捉えているような気がします。


このように私は広告業界でプロデューサーをする傍、ダンスを始めとするエンターテイメントに対して向き合ってきました。これらのナレッジも次への糧として、今後のワイナエンターテインメントにもご期待頂ければ幸いです。


それではまた。


比屋定


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